前回までのあらすじ:白いまるとして生を受けた主人公。しかし、操作しようと我々がキーボードに触れた瞬間、主人公は黒い「何か」を残して瞬時に消え去ったのであった。
5.ウェイト処理
近所の動体視力自慢の人(以下、動さん)はこう語ります。
奴は確かに見た目超高速で移動しているように見える。
しかしこの俺には本当の姿が見えていた。
奴は1ドットをワープし、そしてわずかの間その場に静止し、そしてまたワープしていたのだ。
静止しているわずかの時間を無理やりにでも引き伸ばすことができたなら貴様らの目でも捉えられなくはない速度に落ちるだろう。
あ、いや、これ言ってるのっておまえ自身だろうとか、本当は見えていないんだろうとか言わないで!ちょっとこんな言い方してみたかっただけなんですってば!
と、とにかく、その静止時間を引き延ばすというのがウェイト処理というもので、今回のWaitFrameの内容だったりします。
引き伸ばしている間はとりあえず眠っていてもらいましょう。Sleep APIの出番です。
大丈夫、ほんのちょっとうたた寝程度なら、最近のコンピュータは寝起きがいいんです。
Function WaitFrame()
'時間まで待つ
'なぜ待たなければならないのかは待たないようにしてみればわかる
Sleep(10)
End Function
とりあえず10ぐらい眠ってもらうことにしました。
細かいところはまた後で調整しましょう。